タカイヨ
お名前は:タカイヨさん
入部月日:一月二十三日
勧誘人間:自主入部
名の謂れ:見せてちょうだいな、と言ったら店主、いきなり「タカイヨ」。そうじゃなくって、見たいのね。
あまりにも売りたくなかったんだろうけど。20万の金魚時計。
担当部署:目的喪失
津井口二
お名前は:津井口二さん
入部月日:八月五日
勧誘人間:小笠原さん
名の謂れ:新宿伊勢丹BPQCオリジナル商品の潤玉石鹸シリーズhttp://www.isetan.co.jp/icm2/jsp/shops/living_more/urutama/index.jspの金魚、右が商品で左が試作品です。おふたかたの差は、白色は豆乳エキス、桃色は桜の香りとエキスなのですが、そのバランスが物理的に難しかったことによるのだそうです。間違えて喰ってくれといわんばかりのいでたちで、注意書きがあちこちに添えられています。「ご注意 本品は石鹸でございます。食用ではございませんので、お取扱いには十分ご注意下さい。」
お中元にはカルピスより石鹸をもってきてくれるおばさんのほうが好きでした。
担当部署:十分注意する
井屋毛乙女
お名前は:井屋毛乙女さん
入部月日:七月二十三日
勧誘人間:小笠原さん
名の謂れ:大切なパパの本に、鉛筆で落書きをしてしまいます。しかしパパは決して声を荒げて怒ったりはしませんでした。パパありがとう。そしてママも、ありがとう。おかげでわたしはお友達にいやげものをせっせと贈る、素敵な乙女に成長しました。という小笠原嬢からのお誘いです。だいたいいつも「よいげ」なのにたまの「いやげ」が強烈なのよね。
『やさしい金魚の飼い方』(梶純夫 有紀書房 昭和五十年)巻末の同社刊行案内をみますと、『図解妊娠・安産の百科』『図解妊娠から出産まで』『新しい結婚百科』『図解結婚生活の心得』『図解新しい結婚の医学』……など、親元を離れ新婚生活をはじめた紳士淑女の日常を支えるような良書が得意であったようです。
担当部署:新婚家庭を図解で支える
カプサケ・トゥ・サイセン
お名前は:カプサケ・トゥ・サイセン
入部月日:七月二日
勧誘人間:自主入部
名の謂れ:渋谷区の代々木八幡の金魚祭りの日のお賽銭箱です。この提灯には別途ご入部いただきますが、当日、カップ酒さんとともに見張りのお役目ごくろうさんと、ねぎらいます。
担当部署:賽銭箱監視